ドライのドッグフードはダニに注意
ハウスダストや犬自身の身体にも棲みつくダニは、保存方法を間違えると、家庭にある小麦粉やパン粉なども棲み家にするといわれています。
ドッグフードの中に入り込むことのないよう、保存方法などに工夫が必要です。
(1)密閉容器に小分けにして保存する
大袋で購入したドッグフードは、しっかりとフタができる容器に与える量ごとに分けて保存します。人間の目に見えないほどのちょっとした隙間でも、ダニにとっては簡単に侵入できる入口になってしまうため、スクリュータイプのふた付きの容器がベストです。
隙間なく密閉できるのであれば、ジッパーのついた食品用袋でも代用可能です。
(2)小分けになっているドッグフードを選ぶ
はじめから与える量ごとに個包装されているものであれば、ダニの侵入も防げますし、開封するまで空気に触れないため、酸化することもありません。小分け保存の手間が省け、清潔で新鮮な状態のまま保存ができます。
(3)高温多湿な場所に置かない
高温多湿な環境は、ダニにとって居心地の良い場所です。乾燥材を一緒に入れて冷暗所に置くようにします。
冷蔵庫での保存はカビの発生を助長しますので、控えるようにしましょう。
(4)ハーブ入りのドッグフードを選ぶ
ダニ対策として、ハーブが配合されたドッグフードが効果的です。ダニが嫌う天然のハーブを配合したドッグフードは、犬の身体に棲みつくダニの撃退を目的に作られたものですが、保存しているフードに対しても直接的に効果が期待できます。
健康な犬でも、入り込んでしまったダニの死骸やその糞を知らない内に口にしてしまうことで、ダニアレルギーを引き起こすことがあります。
たとえアレルギーを引き起こさなかったとしても、大切な愛犬にダニで汚染されたドッグフードを与えるのは嫌なものです。
ドッグフードを開封後、保存料が入っているからと半開きのまま保存している方も多いのではないでしょうか。
愛犬の健康を考えたドッグフードを選んだら、次は開封済みのドッグフードの中にダニが入り込む可能性があることを覚えておきましょう。
また、知っておきたい輸入製品のドッグフードについても参考にご覧ください。