穀物不使用のドッグフードとは

穀物アレルギーをもつ犬にとって穀物を食べるということは、とても大きなリスクがあります。
アレルギーでなくても、犬の身体はもともと穀物を消化するのに適していないといわれていますよね。
犬の食べ物に敏感な飼い主の中で今、穀物不使用のドッグフードに注目が集まっています。

1.穀物の代わりに肉や野菜などの食材の割合が多くなっている

低価格のドッグフードは低コストで製造するために、安く手に入れることができ、なおかつ加工が簡単な穀物の割合が多くなっているものがほとんどです。
それに比べ穀物不使用のフードは高価ですが、穀物を使わない分他の食材の割合が増えています。
良質な肉や魚が大部分を占めるものや、新鮮な野菜やフルーツが使われているものも見かけます。

2.肉や魚の割合が多いため食いつきが良い

昔から、限りなく肉食に近い食生活を送ってきた犬が好むのは、穀物ではなくやはり肉や魚です。
好物が使われているフードには、食いつきが良くなります。
良質な肉や魚が使われているフードなら、あえて香料や甘味料などを添加しなくても美味しく嗜好性の高いフードになるはずです。
犬は嗅覚の優れた動物ですから、味や匂いで違いが分かります。

3.高たんぱく

身体のほとんどの器官に欠かせない動物性たんぱく質が多く摂取できます。
新鮮な肉や魚などからとれる良質なたんぱく質であればあるほど、消化吸収は良くなります。
動物性たんぱく質には様々なアミノ酸が含まれており、これは健康維持のための基本的な栄養素といえます。
「高タンパクのドッグフードを与えるとどうなるか」についても参考にご覧ください。

4.低炭水化物

穀物に含まれる炭水化物は犬の身体の中で糖分となり、やがて脂肪となって体内に蓄積されます。
体脂肪の増加は肥満や糖尿病の原因となるため、極力摂取すべきでないというどころか、犬にも猫にも炭水化物をとる必要自体がないのです。

5.低GI

GIとは食後の血糖値が上昇するスピードを表したもので、一般的なドッグフードに含まれる穀物は、高GI食品であると分類されています。
高GI食品を摂取し続けることは肥満や糖尿病、心臓病のリスクを増加させます。
したがって、炭水化物を含まないドッグフードは低GIフードなのです。

穀物不使用のフードの利点をお分かりいただけたでしょうか?
毎日の食事には、新鮮なお肉や野菜の使われたフードを与えたいですね。
また、こちらの手作りドッグフードについても参考にご覧ください。