ドッグフードの密閉容器

酸化防止剤などの保存料無添加のナチュラルフードなどは、とくに保存方法に気を配らなければなりません。
開封済みのドッグフードは、以下のようなさまざまな危険にさらされています。

1)酸化

酸化防止剤が含まれるドッグフードでも、全く酸化しないというわけではありません。
時間経過とともに、主に肉や魚の油脂が酸化していきます。
酸化したフードは匂いや味が変化し、風味が損なわれます。

2)カビや湿気

多湿な環境に置いておくと、湿気を含んでカビの原因となります。

3)害虫の侵入

目に見える虫の他にも、ダニのように肉眼では確認することのできない害虫が侵入してしまうことがあります。
気づかずそのまま与えてしまったらと思うと恐ろしいですね。

上記のような事態を避けるための対策として、ドッグフードの密閉容器に入れるという方法があります。
いろいろな種類の容器がありますが、いくつかご説明します。

1)タッパー

少量ずつ小分けにできるので便利です。
しっかりフタができれば防虫対策として有効です。

2)ライスボックス

もともとお米を入れることを想定されているので、防虫のための工夫がされているものが多いです。
給餌の時も手間がかかりませんが、給餌のたびに空気が入ってしまいます。
また、湿気対策として乾燥材を入れる必要があります。

3)フードディスペンサー

給餌のたびに大きくふたを開けることがないので、空気が入らず酸化防止になります。
ハンドルを回すと下から少しずつ出てきて使い勝手が良いです。

4)真空容器

タッパーやコンテナに付属のポンプが付いていて脱気できるものがあります。
コンテナは大型のものだと、給餌が終わるたびに脱気する必要があります。

5)脱気シーラー

専用の袋に入れてシーラーで脱気をし、密閉します。
与える分ずつ小分けにすれば酸化もカビも害虫も防げますし、タッパーより場所をとらないので、便利です。

容器に移して保存する際は、購入時の外袋を捨ててしまう前に、賞味期限を忘れないようにメモしましょう。