ドッグフードを変更する時の注意点

新しいドッグフードを与える時には、以前のフードから徐々に切り替えていく必要があります。
では、なぜ急に切り替えてはいけないのでしょうか?

食べなくなってしまうことがある

急に新しいドッグフードに切り替えてしまうと、このような小さな変化でも、ストレスに敏感な犬は食べるのを拒否することがあります。
ストレスに敏感でない犬でも、慣れないフードは食べてくれない可能性があります。
犬には食べ慣れた味や匂いにこだわりをもつ子も少なくありません。
警戒心を持たれないようにするためにも、少しずつ切り替えていくことが大切です。

胃腸に負担がかかる

犬の胃腸は人間が思うよりもデリケートです。
今までのフードと材料や栄養素などの配合が変わると、消化不良による下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。

アレルギーや体調の変化に気づきやすい

少しずつ混ぜて与えていくうちに、アレルギーが発覚することがあります。
また、食物不耐性といって、アレルギーでなくても体に合わない食材が入っていることがあります。

全量与えてしまってから発覚するよりも、早期に分かる方が安心です。
例えば、時間をかけて変更したとしても下痢や嘔吐が続くようであれば、そもそもそのフード自体が身体に合わないものなのかもしれません。
そういった変化にも気が付けると思います。

切り替え方

まずは、今まで与えていたフードに新しいフードを1割~2割混ぜます。
それから毎日同じ量ずつ足して、その分今までのフードを減らしていき、1週間くらいかけて全量が新しいフードになるように切り替えます。
例えば、肉がメインのフードから穀物がメインのフードに切り替えるなど、主原料や材料が全く違うものに切り替える際は、さらに時間をかけて切り替えましょう。

犬は人間のように毎日違うものを食べるわけではないからこそ、新しいフードに急に切り替わると変化についていけないことがあります。
愛犬の心にも内臓機能にも優しい切り替え方で、様子を見ながら切り替えてあげてくださいね。