犬用ガムはどんな時に必要?

ペットショップなどでたくさんの種類の犬用ガムが売られていますが、どのような時に与えると良いのでしょうか?

(1)お口の健康維持に

犬も人間同様、お口の健康維持をする上で日々の歯磨きが欠かせません。
歯垢や歯石が付いたままだと、悪臭を放ったり歯周病の原因になったりするためです。
ひどくなると歯肉炎や歯痛を起こし、最悪の場合抜歯の必要が出てくることも。

しかし、中には口の中を触られたりするのを嫌がって暴れたりするなど、歯磨きが苦手な子もいます。
歯磨きのたびに抵抗されると飼い主にとっても手間ですし、もちろん愛犬にとっても大きなストレスになります。
そんな犬でも手軽にお口のケアができるのが、歯磨きガムです。
お気に入りのフレーバーのガムは犬にとっておやつ感覚で噛むことができ、普通のおやつよりも固いため長く楽しめ、大好きな犬が多いです。
歯磨きもできて、犬の喜ぶおやつとして与えられるなら一石二鳥ですね。

(2)ストレス解消に

噛み癖があって、家具など噛んではいけないものを噛んでしまう犬はストレスが溜まっているのかもしれません。
犬は、噛むことでストレスを解消するからです。
豚の耳や牛の皮などでできている特に固いものは、噛みごたえがあってストレス解消に役立ちます。

(3)顎を鍛えるために

固いものを噛むと顎の運動になり、顎の筋肉の発達が期待できます。

(4)お留守番のおともに

仕事や用事などでどうしても犬を連れていけない場所への外出のとき、長時間のお留守番をさせる必要があることがありますよね。
そんなとき、犬用ガムは退屈しのぎになるのでとても重宝します。
食べられるおもちゃのような感覚で、夢中になって遊んだり噛んだりします。
普通のおもちゃよりも飽きづらく、時間をかけて遊んでくれます。

注意点

犬の顎はとても強くできていますが、その顎の強さに対して歯はそれほどでもありません。
あまりに固すぎるガムを与えると、犬でもその固さに負けてしまい、歯が欠けたり折れたりすることがあります。
また、噛みきれなかった部分がのどに詰まったりして思わぬ事故を招いたり、消化不良を起こしたりするなどことのないよう、大きさや固さは考慮して与えましょう。