納豆のドッグフード

1)納豆がもつ栄養素とは?

納豆に含まれる納豆菌は、ヨーグルトに含まれることで有名な善玉菌のビフィズス菌と同様の効果をもたらします。
他にもイソフラボン、ナットウキナーゼ、ビタミン類、たんぱく質を多く含み、栄養満点です。
中でも、特に良質なたんぱく質を多く含むことから、納豆の原料である大豆は「畑の肉」にたとえられます。
その栄養成分の多さから、健康維持のために毎日欠かさず食べるという人も多いです。

2)その効果は犬にも?

現代の食生活の変化や運動不足などが原因で、血管や心臓の病気が増えているのは、実は人間だけではありません。
犬も同じです。
納豆に含まれる栄養素は、それらの持病を持つ犬の健康管理にもとても良い効果をもたらします。

納豆独自の成分であるナットウキナーゼや納豆菌には、血管の中に血栓が作られるのを防ぐので、高血圧や肥満症、心臓病などの病気の予防に効果があるといわれています。
また、胃腸に納豆菌が届くと、ビフィズス菌の増加を助けることによって、腸内環境を正常化してくれるはたらきがあり、便秘の症状も緩和させてくれます。
さらに、身体全体の免疫力を向上し、皮膚や被毛まで美しく保ってくれるのです。

また、肉や魚の動物性たんぱく質をメインに採ることは基本ですが、体重や脂質が気になる愛犬には、脂質やカロリーを抑えつつたんぱく質を採らせてあげたいですよね。
そんな時、納豆は肉の代わりのたんぱく源として最適なのです。

このように、納豆には人間の体と同様、犬の身体にも様々な効果を期待できます。

3)与え方

普段のフードにスプーン一杯ほどの市販の納豆をトッピングしてあげても良いですし、おやつとして少量ずつ与えても良いですね。
最近は、納豆菌配合のドッグフードや、納豆をそのままフリーズドライにして与えやすく加工したものなども売られています。
一度与えると、風味や味を気に入って、好んで食べるようになる子も多いようです。

4)注意点

初めて与える際には、念のため少しずつ様子を見ながら与えてください。
当然ですが、大豆アレルギーの子には与えないようにしましょう。
また、濃い味付けは不要なのでそのまま与えます。
またこちらにもドッグフードにおける納豆菌について書いてありますので、合わせてご覧ください。